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独自ドメインを失ったブログを別のドメインで復活させた方法【体験談】

独自ドメインを失ったブログを別のドメインで復活させた方法【体験談】
crossclub

2018年から続けていたこのブログの独自ドメイン(crossclublog.com)が、2026年9月に開けなくなっていることに気づきました。
この記事では、そこからデータを取り出し、別のドメイン(crossclublog.net)で復活させるまでにやったことを順に書きます。

結論から言うと、サーバーにデータベースが残っていたので、記事の文章は取り出せました。
画像は一部しか戻らず、元のドメインは取り戻せていません。

この記事のポイント

  • ドメインが開けなくなっても、サーバーの契約が残っていれば、WordPressのデータベースから記事を取り出せることがある
  • 記事の本文はデータベースに入っている。画像のファイルは別の場所にあるため、サーバーが空になっていると戻らない
  • 画像は、Wayback Machine(Internet Archive)に保存されたものを探して、一部を取り戻せた
  • ドメインの管理画面で、自動更新の設定とお知らせメールの宛先を見直しておく

何が起きたのか

2026年9月29日、自分のブログが開けなくなっていることが分かりました。
ドメイン(crossclublog.com)を登録したのは2018年12月12日で、最初の記事を書いたのは2018年12月24日です。

まず、公開されている情報で状況を調べました。
調べたのは次の3つです。

  • ドメインの登録情報(RDAP)
  • ドメインのネームサーバー(名前の問い合わせ先)
  • Wayback Machineに残っている保存記録

分かったことは、次のとおりです。

  • 登録している会社が、以前から使っていた会社とは別の会社になっていた
  • 登録者の情報は、代理公開の名義になっていた(登録者本人の代わりに、別の名義を公開する仕組み)
  • ネームサーバーは、駐車(パーキング)サービスのものになっていた
  • RDAPに載っていた更新日は2026年1月(22日から27日)で、Wayback Machineの最後の保存記録は2026年1月23日だった

自分が使っていたドメイン管理サービスの画面には、このドメインがありませんでした。
原因は分かっていません。

更新が切れたのかもしれませんが、それを示す通知などは確認できておらず、断定はできません。

サーバー側に残っていたもの

ドメインとは別の会社で契約しているレンタルサーバーは、契約が残っていました。
サーバーの中を調べると、次の状態でした。

  • ブログのフォルダは、空のフォルダがいくつか残っているだけで、ファイルは無かった
  • WordPressのデータベースは、残っていた(サイズは約35MB)
  • データベースの中身は、公開の記事105本、下書き14、固定ページ2、非公開1だった。カテゴリは6つで、記事の期間は2018年12月から2021年5月まで

WordPressの公式ドキュメントでは、データベースには投稿・コメント・リンクなどが入り、テーマ・プラグイン・アップロードしたファイルなどは別にあると説明されています。
ファイルが空になっていても、データベースが残っていれば、記事の文章は取り出せます。

復活の手順

やったことを順番に書きます。

独自ドメインを失ったブログを、残っていたデータベースから別のドメインで復活させた6つの手順
運営者が実際に行った手順をもとに作成
  1. データベースのバックアップをダウンロードする

レンタルサーバーの機能で、データベースのバックアップを手元にダウンロードしました。

  1. どのデータベースか特定する

23個あったデータベースのうち、設定の項目に元のドメインが入っているものが、目的のデータベースでした。
バックアップの中身を調べて特定しました。

  1. 新しいドメインを取得して、サーバーに追加する

新しいドメイン(crossclublog.net)を取得し、同じサーバーに追加して、WordPressをインストール。

  1. 記事を取り出して、新しいサイトに移す

データベースから記事を取り出し、新しいWordPressに下書きとして入れました。

  1. 記事の中身を整える

記事の中の古いドメインのリンクは、新しいものに直しました。
終了した広告のリンクは外しています。

  1. 公開する記事を選ぶ

公開記事105本のうち、今も読める31本を公開しました。

画像はどこまで戻ったか

記事の本文は戻りましたが、画像は別の問題でした。
画像のファイルは、データベースではなく、サーバーのフォルダに入っています。

そのフォルダにファイルが無かったため、画像はサーバーには残っていませんでした。

そこで、Wayback Machineに保存された画像を探しました。

  • 公開記事で使っていた画像は、全部で612枚でした
  • そのうち378枚は、Wayback Machineに保存されていて、取り戻せました
  • 縮小版しか保存されていないものもありました

他の人が撮った写真などは、使いませんでした。

同じことを避けるために見直したいこと

今回の経験から、ドメインとサーバーを使っている人が見直しておきたいことを挙げます。

ドメインを失わないために見直したいこと(自動更新・お知らせメールの宛先・サーバーの外のバックアップ)
今回の経験と、ICANN・WordPressの公式の説明をもとに作成
  • ドメインの管理画面で、更新の期限と自動更新の設定を確認する。 今回は、ドメインとサーバーが別の会社で、サーバーの契約だけが残っていました。ドメイン管理サービスによっては、管理画面から自動更新を設定でき、期限日の15日前に更新される仕組みがあります。
  • 更新のお知らせが届くメールアドレスを、今使っているものにしておく。 ICANNの方針では、gTLD(.comや.netなど)のドメインを扱う登録会社は、期限の前に少なくとも2回、更新のお知らせを送ることになっています。
  • ブログのバックアップを、サーバーの外にも置いておく。 WordPressの公式ドキュメントは、ファイルとデータベースの両方をバックアップするよう説明しています。今回は、データベースが残っていたことが助けになりました。

ドメインの期限が切れると、一般にどうなるか

ICANNの説明では、gTLDのドメインは期限までに更新されないと、登録会社によっては最長45日の更新の猶予があるとされています。
その後ドメインが削除されても、30日間は回復の手続きができます。

回復されなければ、5日間の保留を経て、先着順で誰でも登録できる状態になる、という流れです。

これは一般的な流れの説明です。
今回のドメインがこの流れをたどったのかは、確認できていません。

gTLDのドメインの期限が切れたときの一般的な流れ(更新の猶予・回復期間・保留)
ICANNの説明をもとに作成した一般的な流れ

よくある質問

ドメインが開けなくなったとき、最初に何をすればいいですか?

まず、ドメインを契約していた会社の管理画面で、そのドメインが一覧に残っているかを確認します。
期限が切れた直後であれば、猶予期間や回復期間のうちに手続きで戻せる場合があります。

費用や期間は登録会社によって違うので、その会社の案内を見てください。

一覧に無い場合は、ICANNのLookupなどで、公開されている範囲の登録情報(RDAP)を調べられます。
登録会社や更新日などが分かることがあります。

サーバーが空になっていたら、記事は戻りませんか?

WordPressの記事の文章は、サーバーのデータベースに保存されています。
ファイルが空になっていても、データベースが残っていれば取り出せることがあります。

レンタルサーバーの会社によっては、管理画面からデータベースのバックアップをダウンロードできます。
サイズの上限などの条件は会社ごとに違うので、契約しているサーバーのマニュアルを確認してください。

画像は必ず取り戻せますか?

取り戻せるとは限りません。
今回は、使っていた612枚のうち378枚が、Wayback Machineに保存されていました。

Internet Archiveの説明では、保存されていない画像は表示されないことがあります。
画像のURLをWayback Machineの検索欄に入れると、保存されているかを確かめられます。

まとめ

  • ドメインを失っても、サーバーの契約とデータベースが残っていれば、記事の文章は取り出せることがある
  • 今回は、公開記事105本のうち今も読める31本を公開した。画像は612枚のうち378枚を取り戻せた
  • 元のドメインは取り戻せなかったので、別のドメインで再開した
  • ドメインの自動更新、お知らせメールの宛先、ファイルとデータベースの両方のバックアップを見直しておく

参考

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エンジニア / 食べ歩き・旅
東京を中心に、自分で行ったお店や旅の体験記と、外食・交通などの値段を公式の情報で比べた記事を書いています。2018年にブログを始めました。
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