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レンタカーの免責補償とNOCの違い【2026年10月】トヨタ・ニッポン・タイムズ

レンタカーの免責補償とNOCの違い【2026年10月】トヨタ・ニッポン・タイムズ
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レンタカーの免責補償とNOCは、別のお金です。
免責補償は事故のときの自己負担(免責額)を肩代わりする制度で、NOCは車が使えない間の営業補償として払う定額です。

免責補償だけに入っていても、NOCは免除されません。

この記事では、トヨタレンタカー、ニッポンレンタカー、タイムズカーレンタルの公式ページをもとに、2026年10月時点の内容を並べました。

この記事のポイント

  • 免責補償は免責額(対物・車両の自己負担)の肩代わり。NOCは修理や清掃の間の営業補償で、損傷の大きさに関係なく定額と書く会社があります。
  • ニッポンとタイムズは、免責補償に入っていてもNOCは負担と公式ページに書いています。NOCを免除するのは、各社が用意する別の補償(トヨタ「安心Wプラン」、ニッポン「ECO」、タイムズ「安心補償コース」)です。
  • 警察に届け出ていない事故などは、補償が適用されない例として各社が挙げています。
  • 加入料は2026年10月時点の税込です(NOCは不課税と書く会社があります)。店舗・旅行商品・車種クラスで変わります。
免責補償とNOCの違い(各社公式ページの記載)
2026年10月時点の各社公式ページをもとに作成

事故のとき、何にいくら払う? 3つの段階

レンタカーで事故やトラブルがあったときの支払いは、3つの段階に分けると分かりやすくなります。

事故のときの支払いの3つの段階
2026年10月時点の各社公式ページをもとに作成

1. 基本補償(レンタカー料金に含まれる)

対人・対物・車両・人身傷害の補償は、基本のレンタカー料金に含まれています。
たとえばタイムズの標準補償コースは、対人が1名につき無制限、対物が1事故につき無制限、車両が時価まで、人身傷害が1名につき3,000万円までです。

ここで使える補償が、次の「免責額」と「NOC」の前提になります。
基本補償が使えない場合(あとで説明します)は、どちらの話以前に自己負担です。

2. 免責額(対物・車両の自己負担)

基本補償を使っても、一部は借りた人の負担です。
これが免責額。

ニッポンとタイムズの公式ページでは、対物が5万円、車両が5万円(クラスによっては10万円)となっています。

この自己負担を免除する制度が、各社でいう「免責補償」です。
トヨタも、対物補償・車両補償の自己負担額(免責額)を免除する制度としています。

タイムズは加入料について「保険ではありません」と説明しています。

3. NOC(営業補償として払う定額)

NOCは、事故・盗難・故障・汚損などで修理や清掃が必要になったとき、その間の営業補償の一部として払うお金です。
ニッポンとタイムズは、損傷の程度や修理にかかる時間にかかわらず定額と書いています。

自走して予定の店舗に返せたかどうかで金額が変わります。
タイムズの公式ページには「ノンオペレーションチャージは不課税です」、ニッポンの公式ページにはNOCに消費税(地方消費税含む)はかからないとあります。

段階何に対するお金か免責補償だけで免除されるか
基本補償事故の損害(上限の範囲で補償)料金に含まれる
免責額対物・車両の自己負担免除される
NOC修理・清掃の間の営業補償免除されない

3社の免責補償とNOC補償を並べる

名前も料金のかたちも会社ごとに違うので、横に並べました。
2026年10月時点、各社公式ページの記載です。

トヨタレンタカー
免責補償の名称免責補償制度
免責補償の料金(税込)1,100円/24時間(1・2ナンバー車は2,200円)
NOC補償の名称安心Wプラン(免責補償とNOC免除のセット)
NOC補償の料金(税込)1,650円/24時間(1・2ナンバー車は2,750円)
NOCの金額自走して返却 20,000円/自走できず 50,000円
ニッポンレンタカー
免責補償の名称CDW(車両・対物事故免責額補償制度)
免責補償の料金(税込)1,100円~2,200円/日
NOC補償の名称ECO(NOC補償制度)
NOC補償の料金(税込)440円/日
NOCの金額自走可能で返却 2万円/それ以外 5万円
タイムズカーレンタル
免責補償の名称免責補償コース
免責補償の料金(税込)1,100円・1,430円・2,200円/24時間(車種クラスで異なる)
NOC補償の名称安心補償コース
NOC補償の料金(税込)免責補償コースに加えて1,100円/24時間
NOCの金額車種クラスで異なる(次の表)

見るときの注意が2つあります。

  • トヨタとタイムズは、NOC免除が免責補償の上乗せ(セット)の形です。ニッポンは免責補償(CDW)とNOC補償(ECO)が別の制度で、加入料も別です。
  • 料金の単位は、トヨタとタイムズが24時間、ニッポンは1日です。同じ条件の価格比較ではないので、どこが安いとは言えません。

タイムズはNOCの金額が車種クラスで変わる

タイムズのNOCは、クラスによって3段階あります。

車種クラス(例)自走可能自走不能
K-0・C-1・C-2・M-2・S-2 など20,000円50,000円
C-3・M-3・M-4・F-2・W-1 など30,000円70,000円
M-5・X-2・F-3・W-5 など50,000円100,000円

免責補償コースの加入料も、同じようにクラスで3段階です。
1,100円はK-0・C-1などのクラス、1,430円はC-3・M-3などのクラス、2,200円はM-5・X-2などのクラスが対象で、公式ページに車種クラスの一覧が載っています。

借りる車がどの段階かは、予約の前に確かめてください。

トヨタには、走行できるのに店舗へ返却されなかった場合(路上に放置など)も50,000円という記載があります。

ニッポンレンタカーは組み合わせで負担が変わる

ニッポンレンタカーの組み合わせ別の負担
ニッポンレンタカー公式「保険・補償フルサポート」の表示をもとに作成(2026年10月時点)

ニッポンレンタカーは、料金コース(安心コースと標準コース)に、CDWとECOを足していく仕組みです。
公式の「保険・補償フルサポート」のページには、組み合わせごとの負担が表になっています。

組み合わせお客さまの負担(公式の表示)
フルサポート(安心コース+CDW+ECO)ご負担0円
安心コース+CDW最大5万円(NOC)
安心コースに変更(CDW・ECOなし)最大20万円(免責額最大15万円+NOC最大5万円)
基本の補償のみ最大20万円+実費負担額(免責額最大15万円、NOC最大5万円、ロードサービス実費)

CDWだけに入ると、免責額は0円になりますが、NOCの最大5万円は残ります。
「免責補償に入ったのにNOCを請求された」という話は、この仕組みから起きます。

出典: 保険・補償フルサポート(ニッポンレンタカー)(2026年10月6日に確認)

フルサポートの表示は「2,200円/日(税込)~」で、下限の表記にあたります。
コースの違いについて公式ページに書かれているのは、次の点です。

  • 安心コースは、無料のロードサービス、返車時間超過安心サービス、中途解約手数料無料サービスなどが付きます。標準コースでは、ロードサービスは有料です。
  • 「一部の旅行商品・クーポンは補償の内容が異なります」と明記されています。旅行会社経由やクーポンで借りる場合は、そのプランの説明を見てください。
  • CDWとECOは、貸渡手続きのあとで加入・解約はできません。
  • ECOは、当社の責任によらない盗難・汚損・臭気で生じたNOCには適用できません。禁煙の車内で喫煙した場合も、ECOは適用されないと書かれています。

補償が使えないのはどんなとき?

各社の公式ページには、次のようなときは保険や補償が適用されないという例が挙がっています。
挙げている項目は会社ごとに少しずつ違い、トヨタ・ニッポン・タイムズのすべてが全項目を載せているわけではありません。

  • 警察に事故の届出をしなかったとき
  • 出発時に申し出た人以外が運転して起こした事故
  • 無免許運転、酒気帯び・飲酒運転、薬物使用
  • 無断で借りる期間を延ばしたとき
  • キーを車内に残したままの盗難、キーの紛失
  • 貸渡約款に違反する使い方

トヨタは、安心Wプランに入っていても、禁止行為があった場合や故意による事故、汚損(禁煙車での喫煙を含む)などはNOCの支払いが免除されないと書いています。

タイムズは、その場で示談すると保険・補償が適用できなくなるとしています。
ニッポンは、会社の承諾なく示談した場合も適用外の例です。

相手と話がついたように見えても、先に警察と会社へ連絡してください。

タイヤのパンクやホイールキャップの紛失は、基本補償の対象外です。
トヨタは安心Wプラン、タイムズは安心補償コースに加入していれば補償されると書いています。

ニッポンは、安心コースの無料ロードサービスで補償される範囲が例外です。

借りる前に確かめること

国民生活センターは、2025年3月28日に「レンタカーでの傷トラブルにご用心」という注意喚起を出しています。
相談事例には、補償内容が手厚いフルカバータイプの保険をつけたのにNOC2万円を請求された、というものがありました。

センターは、NOCを「免責補償制度(保険)に加入していても請求される」と説明し、事業者によってはNOCの支払いを免除するオプションを設けている場合もあるとしています。
助言は次のとおりです。

  • 利用前と返却時は、レンタカー会社と一緒に内装も含めて傷や汚れを確認する。細かい傷もチェックシートに反映してもらう。
  • 利用前だけでなく、返却時も写真を撮っておく。
  • 契約の前に、補償額や免責額、適用条件、事故のときの連絡先、NOCを確認し、不明な点は納得するまで聞く。
  • 事故や覚えのない傷に気づいたら、大小にかかわらず、その場ですぐ警察とレンタカー会社に連絡する。

予約の画面や貸渡証で見ておきたい点は、次の5つです。

  1. 選んだプランに「NOC補償」や「NOC免除」が含まれているか。名称は会社ごとに違います。
  2. 免責補償の料金が、借りる車のクラスでいくらか。
  3. 旅行商品やクーポンで借りる場合、補償内容が通常と同じか。
  4. 事故のときの連絡先(警察と会社)。貸渡証に書かれています。
  5. 出発前に、傷の確認と写真を済ませたか。

免責補償もNOC補償も必要? 判断の材料

必要かどうかは、人によって違います。
公式ページから言えるのは、次の材料です。

  • 免責補償がなければ、対物と車両で、あわせて最大15万円(ニッポンの表示)の自己負担が残る。
  • NOCは、傷が小さくても修理が必要になれば、2万円や5万円といった定額がかかる。クラスによってはもっと大きい(タイムズ)。
  • 免責補償とNOC補償を付ける費用は、1日あたりの加入料の積み上げになる。借りる期間で総額が変わるので、予約画面の合計で確かめる。

NOCが別という点は、ニッポンとタイムズの公式ページに書かれている通り。
トヨタも、NOCの免除は安心Wプランの内容として分けて載せています。

もうひとつ。
NOC補償を付けても、警察に届けていない、約款に違反している、といった場合は使えません。

加入しているかどうかより、そのプランの条件を読んでおくことのほうが、結果を分けます。

よくある質問

免責補償に入っていれば、NOCは払わなくていいですか?

払う必要があります。
ニッポンとタイムズは、免責補償(CDWなど)に入っていてもNOCは負担と書いています。

トヨタは、免責補償制度とは別に、NOCの支払いの免除がつく安心Wプランを用意しています。
NOCを免除するには、NOC補償にあたる別のプランやオプションが必要です。

NOCはいくらですか?

会社と条件で違います。
2026年10月時点では、トヨタは自走して返却で20,000円、自走できないと50,000円。

ニッポンは自走可能で返却なら2万円、それ以外は5万円です。
タイムズは車種クラスで20,000円から100,000円まで分かれます。

NOCに消費税はかかりますか?

タイムズの公式ページに「ノンオペレーションチャージは不課税です」と書かれています。
ニッポンも、NOCには消費税(地方消費税含む)はかからないとしています。

トヨタの公式ページには、この点の記載はありません。

小さな傷でも、NOCを払うことになりますか?

ニッポンとタイムズは、損傷の程度や修理の時間にかかわらず定額と書いています。
トヨタの公式ページには、この点の記載はありません。

どの会社も、修理や清掃が必要になった場合が対象です。
借りる前と返す前に傷を確認して写真を撮っておくよう、国民生活センターも勧めています。

借りてから補償を追加できますか?

ニッポンは、貸渡手続きのあとで、CDWやECOに加入したり解約したりすることはできないとしています。
トヨタとタイムズの公式ページには、この点の記載はありません。

出発の前に決めるのが前提です。

参考

※価格や営業時間などは変わることがあるため、お出かけやお申し込みの前に各公式サイトで最新の情報をご確認ください。
誤りに気づいた場合はお問い合わせからお知らせください。

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エンジニア / 食べ歩き・旅
東京を中心に、自分で行ったお店や旅の体験記と、外食・交通などの値段を公式の情報で比べた記事を書いています。2018年にブログを始めました。
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